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Googleの組織改編


こんにちは。今回、サクッと書くのが発表されたばかりのGoogleの組織再編について。
この話題に関しては様々なメディアで報じられていますが、発表されたばかりで現段階ではどこもだいたい同じ内容です。
ですが世界でも影響力が非常に大きい企業の組織再編なので、少し知っておくために軽くまとめました。

新会社「Alphabet(アルファベット)」設立
今回、Googleの創業者であるラリー・ペイジ氏らがAlphabetという会社を設立しました。Alphabetは持ち株会社であり、Googleなどの会社を傘下とします。
Googleの株式はAlphabetの株式へと転換され取引されます。(ティッカーはそのまま)
社名の意味はAlphaが大きなリターン、Betが賭けのようです。これまで以上に新規事業に投資していく姿勢が表れています。
主な人事としてはAlphabetのCEO(最高経営責任者)がラリー・ペイジ。社長がセルゲイ・ブリン。会長がエリック・シュミット。子会社となるGoogleのCEOはグーグルクロームやアンドロイド部門などの責任者を務めてきた、サンダー・ピチャイが就任します。

Alphabet設立の狙いは?
Googleは検索エンジンを元に広告で大きく売上を伸ばしてきました。そこで得た利益を、新技術に積極的に投資することで事業を多角化してきました。
しかし、あまりにも多角化したため、中心事業であるGoogleの検索、広告との関連性が低いものもでてきました。それらの事業を分けることで、株主からも理解が得られやすくなります。また傘下の会社は、それぞれの事業に注力できるようにすることができます。

ラリー・ペイジ氏はアルファベットのモデルについて、”CEOがそれぞれの事業を運営し、セルゲイとわたしが必要に応じ、事業をサポートする。私たちは資本の配分を厳正に行って、それぞれの事業が上手く進行しているかに注力する。”と言っています。


もう少し暇つぶし…
この発表を受けてGoogleの株価は6%ほど上昇しています。市場は今回の組織改編に期待を寄せているようです。
Googleは組織が拡大することにより、エンジニア達がそれぞれが作りたいサービスやモチベーションを見失ってしまった感はあります。今回の改編でまた新たな挑戦の意欲が沸き起こってくるといいですね。
Alphabetは新しいサービスが人々の生活のAからZまでイノベーションを起こす再スタートとなりそうです。

比較的読みやすい文量で書かれている記事のリンクを貼っておきます。(東洋経済ONLINEの記事
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