家電×IT×革新＝Cerevo

こんにちは。今回紹介するのはCerevo（セレボ）。
この会社は2007年に設立された若い会社です。近年のスタートアップはゲームやサービスのアプリなどソフトウェアがメインであることが多いです。
しかしCerevoは家電をメインとしたハードウェアを扱う会社です。日本では家電メーカーと言えば大手企業のイメージがありますが、Cerevoとはどういう会社なのか少し見ていきましょう。


家電を革新。Cerevo
CerevoはConsumer Electronics（家電）をRevolution（革新）するという思いを込めた造語。
とCerevoの会社HPに書かれている通り今までにない家電を作り出している企業です。
近年、IoT（Internet of Things）はどの家電メーカーも頭に置いているワードであり、モノのインターネット化は進んでいます。しかし大手の家電メーカーは買い替え需要を起こすようなビジネスモデルに対し、Cerevoはまずハードウェアを出してソフトウェア機能をアップデートさせていく、という動きをとっています。
高品質でずっと使ってもらえるような商品を市場に出して、長く買ってもらうというビジネスモデルのようです。


ネットと家電で、生活をもっと便利に
HPの商品を見ると、現在はカメラが主力のようです。いくつか個人的にいいなと思った商品を紹介します。


Live Shell

最近、動画の生配信を個人で行う方も多くなってきています。そんな時に役に立つのがLive Shellです。パソコンなしでUSTREAMやニコニコ生放送などで高画質な画像を撮ることができます。アダプターで給電すれば24時間以上の長時間配信も可能です。
またパソコンやスマートフォンからの画質や音量の変更等の操作もできます。ネットを経由するので配信現場から離れていても操作が可能となります。


LiveWedge

これは映像の編集ができる商品です。アプリをダウンロードすることでダブレットでも操作できます。ワイプを出したりするなど、専門知識がなくても感覚的に操作することが可能です。


XON

これは主にスノーボードの上達を助けたり、より楽しむための商品です。
Snow-1はビンディングです。センサーが内蔵されており、自分の滑っている時のバランスなどを見ることができます。走行データはスマートフォンで確認できます。
REC-1は自分の視点から録画するカメラです。Snow-1と合わせて活用することでより滑りの課題点などを見つけやすくすることができそうです。
Bone-1は耳を塞がず骨を伝導させて音をきくヘッドセットです。スポーツしながら音楽を聴くことができます。防水加工なので天候も気になりません。


玩具業界にも革新
アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する武器をかなりリアルに作っています。
それがDOMINATOR MAXIです。

これは変形する武器なのですが、その変形の動きもかなりアニメの世界に近づけています。さらに面白いのは玩具自体もアニメの世界観に合わせています。
この武器はザックリ言うとクラウドで相手の悪さ度合いを判断して、相当悪いやつだったら、抹殺できる。みたいな設定の武器なんですが、この玩具にも後々はカメラを搭載していくとのことです。



今回はCerevoについて紹介しました。見ていて非常にワクワクする商品を作っている会社ですね。会社の規模がまだ小さいこともあるのでニッチな商品を作っているようですが、世界的に見れば確実に顧客がつきそうな展開をしています。今後、要注目の若い企業の一つですね。

今回、記事中の画像はCerevoの製品概要のページを利用させて頂きました。
CerevoのHPはこちら