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錦織圭を今更だけどちょっと知る

 






こんにちは。最近暑くなってきました。少し歩くだけで汗をかいてしまいます。私は体力も根性も全然ないので、外に出るのも億劫です。みなさんも体調には気をつけて下さい。
私は基本的に狭いエリアで行動する根暗な野郎です。しかし同世代でも若くして世界に出て活躍している日本人は多くいます。その一人、プロテニスプレーヤーの錦織 圭 選手について今回は書いていきます。


 まずは錦織選手の簡単な紹介から。
  
  錦織 圭 1989年12月29日生まれ 島根県松江市出身   
            身長:178cm 体重:70kg(KEI NISHIKORI.COMより)
   所属:日清食品
   ATPシングルスランキング:6位(2015年5月11日時点)

 5歳でテニスを始め、国内ジュニア大会で大きな活躍を残したことから2003年に財団法人 盛田正明テニスファンド強化選手となり、フロリダにあるIMGアカデミーにテニス留学し、拠点をアメリカに移します。世界のジュニアサーキットを転戦し、2007年10月にプロへ転向。翌年にデルレイビーチ国際にてATPツアー初優勝を飾り、日本国内のメディアでも多く紹介され、一般に認知度が上がりました。その後、怪我などに悩まされながらも昨年のUSオープンにて準優勝し、世界のトップクラスの選手の一人となったのです。


 15日にイタリア国際にて世界ランキング1位のジョコビッチ選手に敗れてしまい残念でしたが、日本のテニス史で最高の選手であることは間違いありません。
 彼は今でこそ世界トップクラスの選手ですが、プロとなりツアーを回る中でいくつかの弱点が露呈します。どのような弱点があったのか。

 ・世界の選手に比べ、身長が低い。よってサーブスピードが遅い
 ・プロツアーを転戦するだけの体力がなく、怪我が多い

この2点は大きな弱みだったと思います。
 
 まずサーブ。これに関しては現段階も世界に比べると遅いです。2014年USオープンの最速スピードを他の選手と比較してみました。


他の選手は身長も高く、サーブスピードも早いです。(ちなみに日本人の比較として伊藤竜馬選手を加えました。)
その代わり、サーブを入れる確率を高めることによってカバーしています。しかしサービス強化には意識をしており、コーチのマイケル・チャンとフォームの改造に取り組んでいます。また錦織選手にラケットを提供しているウィルソンから反発力の強いラケットを開発してもらうことで安定的に200km/hのサーブを打てるよう目指しています。(ラケットの名前は「BURN」 早いサーブが打てそうです。)



 次に、体力。
  2011年8月 USオープン 1回戦 腰痛にて棄権
  2012年4月 バルセロナ 準々決勝 左脇腹痛にて棄権
  同年10月 上海マスターズ 2回戦 右足首痛にて棄権
  同年10月 パリマスターズ 3回戦 右足首痛にて棄権
  同年12月 シンガポール・エキシビジョン 右手首痛にて棄権
  2013年1月 ブリスベン 準決勝 左ひざ故障にて棄権
  同年1月 全豪オープン 4回戦 左ひざ怪我にて棄権
  同年2月 デルレイビーチ国際 1回戦 左脇腹痛にて棄権


錦織選手が特に怪我に悩まされた時期の棄権した試合をまとめてみました。全身怪我してます。もう満身創痍です。実は、これ以前の2009年に右ひじの疲労骨折で約1年ツアーを棒に振っています。錦織選手は、この怪我の多い時期にフィジカルトレーニングをしっかり行い、体幹を強化します。現在では、トッププロの中でも1番と言っても過言ではない位のタフな選手へと変貌しました。


 錦織選手の成長をUSオープン準優勝した時点でのデータを元に解説している良い記事があったので、テニス好きの人は是非、見て下さい。    http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4244


 やはり幼い頃から天才と呼ばれた選手でも苦労があり、努力で克服し、勝ち上がっていっているんですね。見習わなければ。と思いつつ、明日もダラッと過ごすことでしょう。では、この辺で。
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